ピアノの調律していますか?2018/07/09

6月は一度もブログの更新をすることができず💦
あっという間に7月も半ばになろうとしています。
暑さが身にこたえますね☀️☀️☀️
熱中症には十分お気をつけくださいね。


さて、先日、映画を観に行きました。

「羊と鋼の森」

です。


本屋大賞に選ばれた時、面白そうだなぁと思い本を買いました。

ピアノ調律師の話です。


まだ映画公開中で、ネタバレになるので、内容は詳しく書きませんが、
タイトルの「羊」は、ピアノの弦の部分の「鋼」をたたく羊毛で出来ているハンマーのフェルトの事で、「森」はピアノ全体を、表しているそうです。


ピアノの「調律」については、とても私のブログでは語りきれません。
そのくらい、ピアノ調律はタイトルの「森」という言葉のように、奥深い世界です。
ピアニストと調律師とは長い付き合いで、相互の信頼関係で成り立っています。
私も長年お世話になっており、こちらのブログでも以前に書かせていただき、信頼のおける調律師さんに、ピアノの相談をして、定期的に整えていただいています。
温度、湿度、季節等々、ピアノを置く位置によってまでも、ピアノの音色やタッチ等は微妙に変わり、私はさらに練習で弾きこんだりするので、整調、調律、整音、を欠かせません。



近年、電子ピアノの普及により、手軽に安く電子ピアノを買う事ができ、音楽を楽しむことができるようになりました。
他の楽器の音を出せたり、PCと接続できたり、音楽のいろんな幅が広がり、アコースティックピアノ(グランドピアノ、アップライトピアノの事)にはない楽しみ方があります。

それはとてもいいことなのですが、皆さんは、どのくらい従来のアコースティックピアノについて、知っていますか?

地球の大地に根を張った木を素材とし、年月をかけて乾燥させ、栄養たっぷりの草を食べた上質な羊の毛(本の中でそう表現されています、私の好きな言葉です)でフェルトを作り、それを固めたハンマーで弦をたたき、その他の非常に細かい多数に及ぶ部品一つ一つ、ピアノを作る職人の手作業で組み立てられ、あの美しいピアノの音色になるよう、仕上げていく作業を、どのくらい知っていますか?


アコースティックピアノを十分に理解した上で、電子ピアノを選択するのはいいと思います。
しかしながら、双方の良さを知ることなく、比べることなく、何が良くて、何が欠けているか。
それを知る事のないまま、または本当の意味で理解する事のないまま、安易に電子ピアノを選択してしまうのは、もったいないです。

特に、お子様が小さい時ほど、本物のピアノの良さにふれていただきたい、と思うのです。


この映画は、奥深い世界を、わかりやすく、物語っています。




↓羊のぬいぐるみが見ている、乗っている、下にある、白い部分がフェルトで出来ているハンマーです。
鍵盤を押すと、この白いハンマーが上がり、弦をたたいて、音が出ます。

先日、我が家のピアノも調理師さんに来ていただき、いい音色に整えていただきました。
ほのぼのぴあの教室の生徒さんたちには、いい音を聴いていただきたいと思っています。



この本の作家の宮下さんが、あるインタビューで、

「父が退職金をはたいて、ピアノを購入」

とありました。

娘さんに素晴らしいプレゼントをされたなぁと、心に響きました。


私と同郷の福井出身の宮下奈都さん。
本を書くきっかけとなった調律師さんは、私の実家のすぐそばの方でした。
本の最後のページに「謝辞」があり、そこに名前がある作曲家の笠松さんとは学校が一緒で、勝手ながら親近感を覚えました(*^_^*)
ご近所でこんなに素晴らしい方々が関わっている作品なんだと思うと、観ずにはいられませんでした。


ぜひぜひ、時間がありましたら、本を読んだり、映画を観に行ったり、してくださいね!
新しい発見があると思います♡



読んでいただきまして、ありがとうございました。

大きな決断2018/07/31

先日熊谷では史上最高気温を更新したニュースが流れました☀️

台風が去り、また暑さが戻ってきましたね。

皆さま熱中症対策はしっかりしていきましょうね〜🥛👒



さて、

こんな日が、いつか来るだろう、と思ってはいましたが……


小さい頃から使っていたピアノを手放すことにしました😢

両親が私のために買ってくれた、思い出がたくさん詰まっているピアノです。

私が大学で東京に出てきた間も、実家では毎年調律を欠かさず行い、熊谷に引っ越してきた時に、実家からピアノも引っ越ししてきました。

ピアノ教室を立ち上げてから間もないのですが、子供たちにもいっぱい弾いていただきました。

こちらのサイトで、ピアノが欲しい方を探そうかな、、、と少し考えてもみましたが、急な事だったので、紹介していただところで話しが進み、引き取っていただく事にしました。

リニューアルされて、どなたかのお家に、行く事になります。

どうか、たくさん弾いてくれる、良い方のお家にご縁がありますように。。。


共に人生を歩んで来たので、家族のような存在でした。

両親にも、ピアノにも、感謝の気持ちでいっぱいです。

話しが決まってからは、ピアノを見ると泣き、弾くと泣き……


でも、決断しました!



なみだなみだ、のお別れです。



↓思い出として、写真をアップさせてくださいね。







↓中を開けてみると、埃がついていました。
ここらあたり、調律時に相談すればよかったです。
皆さんのピアノも調律した時に、見てみてくださいね。















↓窓にトラックを付けて、ピアノを運び出します。






生徒さんたち、びっくりするだろうなぁ〜❣️